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Archive for the 'iasummit2006' Category

IAAJダイアローグ - 番外編:Information Retrieval

Peter Morville氏のAmbient Findabilityや白クマ本に数多く登場するキーワード「Information Retrieval」。日本語に訳すと「情報検索」となってしまい、「Information Search」との違いが不明瞭です。このあたりについて直接Peterに聞いてみました。
(インタビュー:はせがわ)
atsushi:実は日本語には「Information Retrieval」に相当する言葉がなくて、僕らは一つの「検索」というキーワードをSearchとRetrievalの両方の状況で使ってます。これってRetrievalの概念自体が存在していないということだと思うんだけど、そういう文化的な違いってどう思う?
peter:へーそうなんだ。面白いね。でも、実はSearchとRetrievalでそんなに大きな違いはないと思うよ。Information Retrievalは「紙の古い情報から探し出す」というニュアンスが強くて、もともとは古い書類を探したり、図書館で司書の人が図書カードを探したりするような状況で使われるんだ。それに対して「Search」は「キーワードで探す」というニュアンスがあるね。
atsushi:日本語ではInformation Retrievalという言葉がないので、「探す」という状況に対して、「過去のものを探す」のと「新たに探す」ということを区別していないと言えるかと思うんだけど、どう思う?
peter:うーん、別に英語圏でもそこまで区別はしていないと思うよ。
atsushi:ちなみに僕が最初にInformation Retrievalという言葉を知ったのは「Brazil(邦題:未来世紀ブラジル)」という映画でした(註)。
peter: 確かにBrazilではInformation Retriebalが出てくるね。Brazilは僕も大好きだよ。あの映画はいいね。
(以下映画のこととかの雑談)
ということで、思ったほどInformation Retrievalという言葉とInformation Searchという言葉の使い分けにはシビアにならなくてもよさそうです。ただ、Retrievalという言葉には「紙の書類を漁る」というニュアンスがあるというのは非英語圏のIAにとって覚えておいてよい概念かも。Brazilでも若干アイロニカルな意味でInformation Retrievalと使っていましたしね。
ちなみに同じような話をLou(Louis Rosenfield)ともしましたが、彼もBrazil好きでした。IA受けする映画なのかもしれないです。
註:映画「未来世紀ブラジル」。主人公はDepartment of Information Retrieval(邦訳では情報記録局)という役所に勤めている。

IA Summit 06 Redux

さて、恒例のIAサミット報告会を実施したいと思います。
内容は、

今年のサミットの模様
長谷川が参加したセッションの概要報告
今後日本ではIAはどういったことをすべきか

等を考えています。
日程ですが、
日時:4月21日(金)18:30〜
場所:コンセント
を計画しています。
参加申込等については、近日中にMLか別途フォームを用意するかします。
日程等について、ご意見ある方いらっしゃいましたら(他のなにかのセミナー等とバッティングしているとか)、hase at concentinc.jp宛にメールください。

IA Summit 06 Brief Summary

会期半ばを経過したIA Summit 06。
詳しいレポートは追って掲載するとして、まずは概況から。

7th Information Arthictcture Summit: Learning, Doing, Selling
Date: 2006/3/25〜3/27(ワークショップは3/23〜3/24)
Place: Hyatt Regency, Vancouver, British Columbia, Canada.
Topics

参加者は500人を超えた。
約55%が新規参加 。
参加ネームカードにみんな自分のTagを記載(Folksonomy!)。
#IAIプレジデントのPeter@AdaptivePathはリアルポストイットをべたべた貼っていた。
カードにはボルト(古参者)かナット(新規参加者)が入っている。新規参加者は話をした相手にボルトをあげよう(筆者はボルト二個)。
IAコアスキル×2,応用/研究の合計3本の講演セッションが同時進行される。
ポスターセッションは25日に特設会場で開催された。
今年からアカデミックペーパーの発表がスタート、社会学のGrounded Theoryアプローチの試みなどの発表が見られた。
AOLがメインスポンサーに入り、AOLロゴ入りのカバンが配られていた。
負けじとeBayはケーキを配っていた。
去年は即売していたIA Summitグッズが今年は通販になって、サンプルだけ置いてあった。
臨時職業案内所が開設。メッセージボードにも求人が見られた。
クリスティーナに赤ちゃんが!
IAIの例会が26日18時から開催された。
各講演の模様はPodcastingされるとの噂が。
JJGとPeter Morvilleからコメントをもらったので、掲載します。

とまあ盛況です。
参加したセッションのレビューはサイトに掲載します。また、IA Summitレビュー会をネタにしたディスカッションミーティングも4月中に開催したいと思ます。
(06/03/30追加)IA Summit 07はラスベガスで開催が決定!IAとラスベガスってはっきり言って似合わないですね。