World IA Day 2019 Tokyo開催

【World IA Day 2019 Tokyo チケット追加販売のお知らせ】

World IA Day 2019 Tokyoチケットは、ご好評について増席を決定しました。追加の50席について、2/4(月) 正午より、販売をいたします。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に購入ください。また、OOUIについての注目の高さから、本イベントはオンライン配信も決定しました。当日参加できない方はオンラインでご覧いただけます。

今年もWorld IA Dayの季節がやってきました。
IAAJでは、今年もIA Instituteに賛同してWorld IA Dayを東京でも開催します。

今年のテーマは、OOUI。
ぜひご参加ください。

申込:
Tech Playのサイトからどうぞ >>
https://techplay.jp/event/716389

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World IA Day 2018 Tokyo開催


今年もWorld IA Dayを東京にて開催します。

■ What is World IA Day?
World IA Dayとは、世界同日開催のIA(Information Architecture: 情報アーキテクチャ)に関してのイベントです。IAの啓蒙と普及、コミュニティ活動の活性化を目的として、IAの国際組織であるIA Institute(http://iainstitute.org/)が主催し、世界中のローカルコミュニティが運営を行っています。2012年に世界13都市でスタートし、2018年は25カ国56拠点で開催されます。

■ World IA Day Tokyo
World IA Dayのコンセプトに賛同し、日本では「World IA Day Tokyo」として有志によるIAの団体IA Association Japan(http://iaaj.org/)が2012年の初回から日本でのイベントを実施しています。

■ IAの倫理と哲学
今年のテーマは「IAの倫理と哲学」。デザインの責任、デザインの倫理が話題に上ることも多い昨今、はたしていちデザイナーはどこまでの責任を意識すべきなのか、そもそもデザインという行為をどうとらえるべきなのかについて考えていこうと思います。

いまやIA/UXデザインは、ビジネスのためのみならず、社会へのインパクトを与え、ユーザーの生活に影響をおよぼす行為です。特にサイトやアプリでの情報設計は、行動経済学などでも話題になっているように「選択アーキテクチャ」の設計そのものであるともいえ、人々の選択行為自体をデザインしていると言え、その動向には社会的にも注目が集まってきています。

個々のデザイナーの日々の業務は部分的なものであるといえ、総体としての社会はその積み上げで作られており、デザイナーも責任や役割を引き受けることが求められます。そういったなか、さまざまな立場の方をゲストにお呼びして、IAの倫理について考えていきながら、これからの論点を洗い出していければと思います。本年度のスピーカーには、GoodpatchのUXデザイナー Chelsea Hostetter氏、ロフトワークのイノベーションメーカー 棚橋弘季氏、九州大学芸術工学科教授で哲学が専門の古賀徹氏をお招きします。この3名からの話題提供に引き続き、パネルディスカッションによって議論を深めていきます。

また、Skypeを用いて、Luciano Floridi(ルチアーノ・フロリディ)氏による特別講演が予定されています。フロリディ氏は科学哲学、技術哲学、倫理学の分野でイタリアで最も影響力のある思想家の一人で、情報哲学や情報倫理学の研究で知られています。

なお、本イベントはYouTube Liveでのストリーミングも予定しています。
会場キャパシティの都合、会場参加定員が限られるため、会場参加される方には議論への積極的な貢献が期待されています。

【開催概要】
World IA Day 2018 Tokyo
https://2018.worldiaday.org/

開催日時:2018年2月24日(土)14:00〜21:00(13:30開場)
会場:amu(東京・恵比寿)
参加費:IA Institute会員/一般とも 3,500円(コーヒーブレイク代、懇親会費込)
定員:25名
お申込みページ:http://wiad2018tokyo.peatix.com
視聴URL:http://iaaj.org/wiad2018

■ スピーカー:
チェルシー・ホステター氏(株式会社グッドパッチ シニアUXデザイナー)
棚橋 弘季氏(株式会社ロフトワーク 執行役員兼イノベーションメーカー)
古賀徹氏(九州大学芸術工学研究院 教授)
ルチアーノ・フロリディ氏(Professor of Philosophy and Ethics of Information, University of Oxford; Director of Digital Ethics Lab, Oxford Internet Institute)

■ オーガナイザー:
長谷川敦士(IAAJ/株式会社コンセント インフォメーションアーキテクト)、Bibiana Nunes(Adidas CX / IA / eCommerce)

■ 主催:
IA Institute(iainstitute.org) / IA Association Japan(iaaj.org)
、株式会社コンセント

■ 協賛:
株式会社インフォバーン
株式会社コンセント
株式会社ビジネス・アーキテクツ

■ 運営事務局:
株式会社コンセント(concentinc.jp) / amu(a-m-u.jp

■ プログラム:

13:30 開場
14:00 Opening Remarks
14:10 チェルシー・ホステター氏:「小さい設計、大きい影響: LGBTQのための設計」
15:00 棚橋弘季氏:「曖昧さと不確実性」
15:40 コーヒーブレイク
16:00 古賀徹氏:「デザインの基礎を掴む」
17:00 パネルディスカッション:モデレーター長谷川敦士(IAAJ)
18:00 懇親会
20:00 特別講演 ルチアーノ・フロリディ氏 :「The Age of Good Design」
21:00 終了

※ スピーカーやプログラムは変更になる場合があります。
※ 内容については、後日映像配信および出版を予定しています。
※ 有志による逐次通訳を予定していますが、プロ通訳者による通訳ではありませんので、ご了承ください。
※ 悪天候や災害等により、やむなくイベント開催を中止することがあります。その場合は経費等計算のうえ、参加費の一部を返金する予定ですが、有志ボランティアメンバーで運営しているため、対応コストとの兼ね合いで必ずしも応じられないケースがあることをご理解ください。また、開催中止の場合、移動や宿泊にかかるキャンセル費等については負担できませんのでご了承ください。

■スピーカープロフィール:(登壇順)

◎チェルシー・ホステター
株式会社グッドパッチ シニアUXデザイナー

デザインリサーチャーとインタラクションデザイナーのハイブリッドで、Capital One、Samsung、FedExなどグローバルクライアントと共に直感的なシステムのデザインに携わる。LGBTQコミュニティーを手伝うためより倫理的かつ有用なデザインの実現に邁進している。これまで、オースティン、ヘルシンキ、モスクワ、そして東京において、インタラクションデザイン領域の講演などもしており、現在は、東京をベースに、グッドパッチで、プロトタイピングツール「Prott」を設計するためにシニアーUXデザイナーとして働いている。デザインとリサーチの時以外は、週末と休日で旅行に出かけ、自分のビデオゲームを作っている。

◎棚橋弘季
株式会社ロフトワーク 執行役員 兼 イノベーションメーカー

芝浦工業大学工学部建築学科卒業。2013年にロフトワーク入社。サービスデザインの領域を中心に、クライアントのビジネス活動にイノベーションを実現するための支援業務を担当。 パナソニック株式会社の共創型イノベーション実践の場「Wonder LAB Osaka」の立上げ、富士通株式会社の共創スペース「FUJITSU Knowledge Integration」の立上げなどのプロジェクトを担当。著書に『デザイン思考の仕事術』、『ペルソナ作って、それからどうするの?』、共著に『マーケティング2.0』。

◎古賀徹
九州大学芸術工学研究院教授

1967年熊本県生まれ。工業高専で電子工学を専攻するも水俣病の問題に直面し、あるべき技術のあり方を考えるために北海道大学で哲学を学ぶ。1997年に「技術の人間化」を掲げる九州芸術工科大学に環境倫理学の教員として赴任し、デザインの哲学、倫理学、美学を教え、現在に至る。専門は西洋現代哲学。

◎長谷川敦士
株式会社コンセント 代表/インフォメーションアーキテクト

1973年山形県出身。株式会社コンセント代表。理解のためのデザインとしての情報アーキテクチャ設計を長年実践・研究している。World IA Dayは発足当初から東京でも主催している。学術博士。

◎ルチアーノ・フロリディ
Professor of Philosophy and Ethics of Information, University of Oxford; Director of Digital Ethics Lab, Oxford Internet Institute

オックスフォード大学の情報理学哲学教授であり、Oxford Internet Instituteのデジタル倫理ラボ(Delab)のディレクター。アランチューリング研究所のFaculty Fellowであり、同研究所のデータ倫理研究会の議長、欧州医療情報フレームワークの倫理アドバイザーボードの会長も務めるほか、EUの倫理諮問グループ、データ保護の倫理的側面、英国王立協会と英国アカデミーのデータガバナンスワーキンググループ、「忘れられる権利」についてのGoogle諮問委員会などを担当。 専門分野は、情報哲学、デジタル倫理、技術哲学など。 最近の著書には、『第四の革命―情報圏が現実をつくりかえる(The Fourth Revolution – How the infosphere is reshaping human reality)』 (2014)、『The Ethics of Information 』(2013)、『The Philosophy of Information』(2011)などがある。

■ 開催日までのフォローについて:
開催当日までのアップデートや連絡は、FacebookのWorld IA Day Japanページにて行います。
https://www.facebook.com/groups/120054384736086/

IA Meetup Japan featuring IAS17を開催します


2017年4月13日に、情報アーキテクチャに関する国際会議「IA Summit 2017」の報告会を兼ねた、IA Meetupを開催します。

今年のIA Summitは3月24日〜26日まで、カナダのバンクーバーで開催され「Designing for Humans 〜IA, meet AI」というテーマが掲げられました。

IA Summit 2017のプログラム
http://www.iasummit.org/program/

本イベントでは、IA Summitでどんなトピックが扱われていたのか、興味深かったセッションは何かなど、現地で参加してきたメンバーから話題提供をしつつ、日本における論点についてみなさまとディスカッションできたらと考えております。

今年のトピックやキーワード:

  • IAとAI
  • Bot
  • 次世代HCD
  • Taxonomy
  • IAのモデル作り
  • Calm Technology
  • Security UX
  • Culture Bubble

IA Meetup Japan featuring IAS17

【日時】
2017年4月13日(木)19:30〜21:30
(開場19:00、懇親会終了は22:30頃を予定)

【会場】
ミツエーリンクス セミナールーム(33F本社オフィスフロア併設)
〒160-6133
東京都新宿区西新宿8丁目17番1号 住友不動産新宿グランドタワー33階
電話(代表)03-5937-2891
https://www.mitsue.co.jp/company/access/head_office.html

※ 例年の会場(恵比寿のamu)ではありませんのでお間違いのないようお越しください。

【定員】80名

【スピーカー】

  • 三菱電機株式会社:森岡玲永子氏
  • 楽天株式会社:深美祐輔氏、村松瞳氏
  • 株式会社ミツエーリンクス:前島大氏
  • 株式会社インフォバーン:井登友一氏
  • 株式会社コンセント:長谷川敦士、中垣美香、森部綾子、河内尚子
  • 岩本祐希子氏

【主催】IAAJ(Information Architecture Association Japan)

【協力】

【参加費】1,500円
※ 懇親会に参加されない場合でもお支払をお願いしています。
※ 領収書は発行いたしません。Peatixの機能をお使いください。

【お申込み方法】
Peatixのイベントページよりお申込みください。
http://iasummit2017meetup.peatix.com

◎タイムテーブル:
19:00:開場
19:30:スタート
—————————————————————–
19:30〜19:40(10min):オープニング(housekeeping)
19:40〜20:25(45min):第一部(Overview & Agenda)
20:25〜21:05(40min):第二部(LT)
21:05〜21:35(30min):第三部(QA)
21:35〜22:30(55min):第四部(PARTY)

◎プログラム:
《第一部》
今年のIA Summitの概要と日本における論点の整理
スピーカー:長谷川、井登氏、前島氏、中垣

《第二部》
IAS17 LT
三菱電機 森岡氏:Designing For Humans
楽天 村松氏:Security UX
楽天 深美氏:Category UI, Taxonomy
《第三部》
Q&Aセッション
IAS17参加者全員

《第四部》
懇親会

※タイムテーブル、プログラム、スピーカー、取り扱うキーワードやトピックは予告なく変更になる場合があります。

※ 開催までのフォローはFacebookのIAAJグループにて行います。
https://www.facebook.com/groups/120054384736086/

World IA Day 2017 東京・京都・沖縄のご案内

今年のWorld IA Dayは2月18日土曜日、世界29カ国65拠点で同時開催されます。日本では、例年開催している東京に加えて、初めて京都と沖縄で開催します。

今回のグローバルテーマは、「Information Strategy and Structure」。企業や組織の考えるべき情報戦略と、より理解しやすくするための情報構造がテーマです。

東京、京都、沖縄を結んで中継をストリーミング配信(無償)することも予定しています。2月18日はぜひWorld IA Dayに空けておいてください!
各都市の開催内容をご案内します。

東京

■開催概要

■スピーカー

  • 三中信宏氏(国立研究開発法人農研機構・農業環境変動研究センター ユニット長)
  • 矢崎裕一氏(合同会社ノーテーション)
  • 池田龍馬氏(楽天株式会社)
  • 長谷川敦士氏(IAAJ / 株式会社コンセント)
  • 山本郁也氏(IAAJ / 山本郁也事務所)

■プログラム
12:30 開場
13:00 オープニング:長谷川敦士氏
13:10 ダイアグラム思考—分類と系統の世界観—:三中信宏氏
14:10 ネットワーク時代のデータビジュアライゼーション:矢崎裕一氏
14:40 ビジネスにおけるタクソノミマネジメントの今:池田龍馬氏
15:10 コーヒーブレーク
15:30 IAにおける分類:長谷川敦士氏
16:00 パネルディスカッション:モデレーター 山本郁也氏
17:00 クロージングキーノート
18:00 懇親会

京都

■開催概要お申込はこちら

■スピーカー

  • 谷口マサト氏(LINE株式会社 広告事業部チーフプロデューサー)
  • 高橋徹氏(株式会社ATR Creative / ちずぶらり)
  • 中川理氏(京都工芸繊維大学工芸科学研究科 デザイン・建築学系教授/学系長、建築史学会会長)
  • 頓花聖太郎氏(株式会社闇 代表取締役/プランナー/アートディレクター)
  • 浦谷和生氏(株式会社BUTTON 代表取締役/プランナー/プロデューサー)
  • 富永彰一氏(有限会社キュー・ゲームス クリエイティブ・プロデューサー)
  • 池田航成氏(プログラマー/テクニカルディレクター)
  • 井登友一氏(株式会社インフォバーン)

■プログラム
13:00 受付開始
13:30 オープニング・リマークス:井登友一氏
13:40 京都らしいウェブコンテンツとは?:谷口マサト氏
14:25 休憩
14:35 都市もひとつのアーキテクチャー(構築物)として捉えることでその変容が見えてくる:中川理氏
15:20 コーヒーブレーク
15:40 体験/メディアのIAデザインに関する実践と考察:高橋徹氏
16:25 パネルディスカッション:頓花聖太郎氏、浦谷和生氏、富永彰一氏、高橋徹氏 / モデレーター:池田航成氏
17:00 スポンサープレゼンテーション
17:15 ライトニングトーク
17:45 クロージング(MTRL KYOTO 森内章氏)
17:50 懇親会準備
18:00 懇親会

沖縄

■開催概要お申込はこちら

  • 日時:2017年2月18日(土)15:00〜(13時から東京や京都会場のストリーミングを会場で見ることができますが、沖縄会場の講演は15時から始まります)
  • 会場:スタートアップカフェ コザ(沖縄市中央1-7-8
  • 駐車場:沖縄市中央公共駐車場(10:00~24:00)(無料)(沖縄市中央4-14
  • 参加費:無料
  • 運営:Micheal Cooper (沖縄科学技術大学院大学(OIST)のウェブ管理者)
  • World IA Day Okinawaの公式ページ

■スピーカー

  • 坂本貴史氏(ネットイヤーグループ株式会社 シニアUXデザイナー)
  • 安部武志氏(沖縄科学技術大学院大学 ソフトウェアエンジニア、 The Document Foundationおよび LibreOffice日本語チームのメンバー)
  • 赤嶺謙一郎氏(HUVRID.Inc)
  • ジョシュア・アンダーソン氏

■プログラム
13:00 東京と京都会場のストリーミング観賞
15:00 オープニング
15:10 IA/UX プラクティス:モバイル情報アーキテクチャとUXデザイン:坂本貴史氏
15:40 オープンソースオフィススイートのUIデザインとIA:安部武志氏
16:20 ニーズ高まるインバウンド向けWEBサイト構築の4つポイント:赤嶺謙一郎氏
16:35 Meaningful Arrangements:ジョシュア・アンダーソン氏
16:50 ライトニングトーク
17:20 ネットワーキングと軽食

World IA Dayについて

World IA Dayとは、世界同日開催の情報アーキテクチャ(Information Architecture: IA)に関してのイベントです。IAの啓蒙と普及、コミュニティ活動の活性化を目的として、IAの国際組織であるIA Instituteが主催し、世界中のローカルコミュニティが運営を行っています。2012年に世界13拠点でスタートし、毎年開催都市は増えています。
World IA Day

IAとは

情報アーキテクチャ(IA)とは、もともと米国の編集者Richard Saul Wurmanによって提唱された、「理解のためのデザイン」です。概念自体は1990年代から知られておりましたが、2000年代に入り、ウェブデザインが盛んになることにともなって、専門職としての認知・普及が広まりました。普及期においては、図書館情報学の知見を生かした、情報の整理や分類、そしてそれをサイト構造に活かしていく「情報設計」の意味合いが強くありましたが、情報のわかりやすさが重要となってきた昨今、ウェブサイトの情報設計の範疇を超えて、利用者(ユーザー)にいかによりそって情報を提示するかを解決するためのデザイン分野として発達をとげています。

米国を中心とした、専門家(Information Architect)による学会 IA Institute、年に一度の国際会議IA Summitなどの場を通じて、現在も盛んに議論がなされています。

IA Institute
IA Summit
ハッシュタグ: #WIADj

カテゴリー: WIAD

IA Summit 2016 Redux in Tokyo(IA Summit報告会)を開催します

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5月6日〜8日まで、米国ジョージア州アトランタで開催された「IA Summit 2016」の報告会を6月6日に開催します。

IA Summitは情報アーキテクチャに関する国際会議で、今年は5月6日〜8日まで米国・ジョージア州アトランタにて開催され「A Broader Panorama」というテーマが掲げられました。
また、カンファレンスの前には2日間にわたってワークショップも開催されました。

IA Summit 2016のプログラム
http://www.iasummit.org/events/ias2016/program

本イベントでは、カンファレンスのセッション全部をカバーすることはできませんが、以下のいくつかのトピックやキーワードに関連するセッションをご紹介したり、また参加者のみなさまと議論を深めていけたらと思っています。

  • ダイバーシティ、インクルージョン、アクセシビリティ、ヒューマニティ
  • オントロジー
  • タクソノミー、フォークソノミー
  • パーソナライズ
  • コンテンツ/コンテキスト
  • プロジェクト設計、合意形成、チームマネジメント
  • 持続性、メンテナビリティ

ぜひ、ご参加ください。

IA Summit 2016 Redux in Tokyo

【日時】2016年6月6日(月)19:30〜22:30(19:00開場)
【会場】amu(渋谷区恵比寿西1-17-2)
【定員】35名

【スピーカー】

  • 三菱電機株式会社 粕谷俊彦氏
  • サントリーシステムテクノロジー株式会社 黒沢征佑喜氏
  • 株式会社インフォバーン 井登友一氏
  • 株式会社コンセント 長谷川敦士、中垣美香、河内尚子
  • 株式会社ミツエーリンクス 前島大氏
  • 岩本祐希子氏

※ 扱うトピック、キーワード、スピーカーは変更になる場合があります

【主催】IAAJ(Information Architecture Association Japan)
【協力】株式会社コンセント
【参加費用】1,000円
※ 懇親会費込み。報告会のみのご参加の場合でもお支払いをお願いしております。
※ 領収書は発行いたしません。

【詳細・お申し込み】Peatixのイベントページをご確認ください。
http://iasummit2016reduxtokyo.peatix.com/
※ チケットはすでに完売しています。

※ 開催までのフォローはFacebookのIAAJグループにて行います。
https://www.facebook.com/groups/120054384736086/

IA Book Guide「マンガ エニグマに挑んだ天才数学者 チューリング」

マンガ エニグマに挑んだ天才数学者 チューリング

さて、チューリングである。まさかインフォメーションアーキテクトの中でチューリングを知らない人はいないだろう(ドキッとした人がいないことを願う)。

この本のあとがきの中にも書かれているが、世の中には「コンピュータと言えばフォン=ノイマン」、が溢れかえっている。どうしたものか。本当は「コンピュータと言えばアラン・チューリング」、なのだ。
チューリングはコンピュータの概念を初めて理論化した、20世紀を代表する天才的頭脳の持ち主である。コンピュータに関わる仕事をしているのであれば、この時点で、知らないとマズいということがわかるだろう。

しかしそんな偉大な人物チューリングの人生は不憫なものであった。
チューリングは第二次世界大戦時、その天才的頭脳で、解読不可能と言われたドイツ軍の暗号エニグマを解読した。もちろんそれはとんでもない功績なわけだが、この功績は軍事機密事項となり、彼の死後20年経ってようやく世間に知られることになる。
だからチューリングはその功績を評価されることがないまま、最後は同性愛の罪で犯罪者として扱われ、41才の若さで生涯を終える(当時同性愛は犯罪だった)。しかも、化学去勢を受けさせられ、苦しみもがいた末に毒りんごを齧っての自殺である(白雪姫が好きだったチューリングならではのことである)。

と、チューリングの人生はこんな具合である。少しは興味が湧いてきただろうか。

今回紹介しているこの書籍は、タイトルにもはっきりと「マンガ」と書かれているように「マンガ」である。ページ数も120ページ程度なので非常にとっつきやすく読みやすい。チューリングの生涯はそんなに簡単に語れるようなものではないのに、よくこんな短いマンガにまとめたものだと感心した。イタリアの若手漫画家による、インフォメーションアーキテクト顔負けのまさにアンダースタンダブルな仕事である。
グラフィック化は理解のデザインにおいて重要な手段の一つである。このようなマンガ(いや、これはもはやグラフィックノベルと言える)は、それを実践している良い例だろう。是非マンガというアンダースタンダブルなフォーマットでチューリングを味わっていただきたい。(余談ではあるが、マンガと言えばイースト・プレス社の「まんがで読破」シリーズも大変素晴らしい)

この本の訳を手掛けたサイエンスライターの竹内薫氏は、他の書籍でもアンダースタンダブルな仕事をしている。特に「シュレディンガーの哲学する猫」は、哲学の世界に足を踏み入れるためのうってつけの一冊である(マンガにもなっている!)。

もっとチューリングについて知りたいという人は、ジョージ・ダイソンの「チューリングの大聖堂」を読むといい。チューリングというよりもノイマンに焦点が当たっているが、コンピュータの宇宙を感じるには良い一冊だ。(ジョージ・ダイソンは、ジョン・ブロックマンによる編集の「2000年間で最大の発明は何か」の中でもチューリングマシンの名を挙げている)

また、「現代思想2012年11月臨時増刊号」のチューリング特集も是非読んでいただきたい。この中ではチューリングの論文の他に、西垣通氏やドミニク・チェン氏などが寄せた文章が書かれているが、その中でも特に円城塔氏による「姿を求めて」というエッセイには大変考えさせられた。

IA Book Guide 序文

「カントもマルクスもフロイトも読んでいないで、何ができるというのか。」

この強烈な一言は、数々の知識人によって書かれた「必読書150」の冒頭にある、柄谷行人によるものである。

私はこれまで何度も「おすすめの本を教えてください」と言われて来た。確かに、インフォメーションアーキテクトには読まねばならない本がある。全インフォメーションアーキテクトが読むべき本がある。しかしどういうわけか、普通に毎日職業インフォメーションアーキテクトをやっているとなかなかその本に出会わないらしい。これはまずい。
僭越ながら、これからしばらく不定期で、インフォメーションアーキテクトが読むべき書籍を紹介していこうと思う。もちろん紹介するということは紹介する側の主観が多分に含まれることになる。そう感じる箇所が多々あったり、選書に不満があったりした場合も、その点はご理解いただきたい。

また、当たり前のことではあるが、これから紹介する幾つかの書籍を読んだところで、一人前のインフォメーションアーキテクトになれるかどうかはわからない。私がそこに責任を持つことなど到底できやしない。そもそも、私自身が一人前のインフォメーションアーキテクトかどうかすら怪しいものである。
ただ、私もこれまでそれなりにベンキョーをしてきたつもりだし、インフォメーションアーキテクトとしての最低限の教養は持っているつもりだ。しかし、紹介した書籍を読んで身につくのはあくまでも「教養」であり、実務で役に立つかどうかと問われれば、それはその人次第と言わざるを得ない。いや、きっと実務の役になど立たないだろう。そもそも教養は実務に役立てるためにあるものではない。教養というものは、実務とは別の次元で最低限身につけておかなければならないものであるはずだ。
だから、ここで紹介する書籍を読んだところで仕事ができるようになるわけではないし、出世できるわけでもない。ただ、情報社会を見つめる「視力」が上がることは間違いないと言えるのではないかと思う。そして、その「視力」こそが情報社会を担うインフォメーションアーキテクトに必要なものなのだ。
もちろんそれはただ本を読むだけで身につくわけではないが、本はそのための少しの栄養を提供してくれることだろう。

これからの世界のために、目の前の「画面」だけではなく目の前の「社会」と向き合うことのできる、責任を持った情報空間の建築家(=インフォメーションアーキテクト)が増えることを願うばかりである。

最後に、あえて柄谷行人の強烈な言い回しをお借りして(少し変えて)、序文を終わりにしたい。

「レッシグもウィーナーもマクルーハンも読んでいないで、何ができるというのか。」

World IA Day 2016 Tokyo開催

World IA Day 2016 Tokyo visual
今年もWorld IA Dayを東京にて開催します。

※ 本イベントは応募多数の場合抽選とさせていただくもので、また抽選権申し込みはすでに終了しています。

■ What is World IA Day?
World IA Dayとは、世界同日開催のIA(Information Architecture: 情報アーキテクチャ)に関してのイベントです。IAの啓蒙と普及、コミュニティ活動の活性化を目的として、IAの国際組織であるIA Institute(http://iainstitute.org/)が主催し、世界中のローカルコミュニティが運営を行っています。2012年に世界13都市でスタートし、毎年開催都市は増えていき、2016年は34都市68拠点で開催されます。

World IA Day
http://2016.worldiaday.org/

■ World IA Day Tokyo
日本では、World IA Day Tokyoとして有志によるIAの団体IA Association Japan(http://iaaj.org/)が2012年の初回から日本でのイベントを実施しています。

昨年は「弱いロボット」を提唱する豊橋技術科学大学の岡田美智男教授、メディアアーティストの江渡浩一郎氏に話題提供をいただき、その後『WIRED』日本語版 編集長の若林恵氏を交えて、「弱いIA、場の構築としてのIA」についてのディスカッションを行いました。

■ Information Everywhere, Architects Everywhere
5回目を迎える今年のグローバルテーマは、「Information Everywhere, Architects Everywhere」。もともとWeb情報設計の分野として生まれたIAですが、昨今のビジネスにおけるUXデザインの普及や、情報メディアの多様化にともない、リチャード・ソウル・ワーマンが21世紀の職業としてInformation Architectという概念を提唱した、本来の意味合いに戻ってきています。そういった背景を受けて、このグローバルテーマが設定されました。

これを受けて、日本でのローカルテーマは「いまフィルターバブルを考える、これからのIAの役割とは」と設定しました。

イーライ・パリサー氏によって、「閉じこもるインターネット――グーグル・パーソナライズ・民主主義(原題:The Filter Bubble: What The Internet Is Hiding From You)」によって知られることとなった「フィルターバブル」ですが、現代に生きる一人一人の情報生活において、避けて通れない視点と言えるでしょう。

情報アーキテクチャについて責任を持つ立場である、インフォメーションアーキテクトは、情報設計の専門家として、このフィルターバブルをどうとらえ、どのように取り扱っていけばいいのか。そのとき、インフォメーションアーキテクトはどのような倫理感を持たねばならないのか。

World IA Day Tokyo 2016ではこういった視点について議論を交わしたいと考えています。

■ 開催概要:
日時:2016/2/20(土) 14:00~18:30(13:30開場、18:30~懇親会)
場所:amu(東京・恵比寿)
参加費:IA Institute会員/一般とも 1,000円(コーヒーブレイク代)

※ 本イベントは応募多数の場合抽選とさせていただくもので、また抽選権申し込みはすでに終了しています。

定員:35名

イベント抽選権申し込みページ:http://wiad2016tokyo.peatix.com

■スピーカー:

■ モデレーター:
山本郁也(IAAJHEAD研究会 フロンティアTF 副委員長)

■ 主催:
IA Institute(iainstitute.org) / IA Association Japan(iaaj.org

■ 運営事務局:
株式会社コンセント(concentinc.jp) / amu(a-m-u.jp

■ プログラム:
グローバルテーマ:
「Information Everywhere, Architects Everywhere」

ローカルテーマ:
「いまフィルターバブルを考える、これからのIAの役割とは」

第一部:フィルターバブルとはなにか、なにが問題なのか

14:00 – 14:45
フィルターバブルとIAへの意味:長谷川敦士(IAAJ/コンセント)
フィルターバブルとはなにか/フィルターバブルのもたらす問題/フィルターバブルがもたらす社会
IAにとってのフィルターバブルの意味/メディアにとってのフィルターバブル

14:50 – 15:20
インフォグラフィックの持つ責任と役割(TBD):櫻田 潤(NewsPicks インフォグラフィックス・エディター)

15:25 – 15:55
フィルターバブルの破壊と再生:松浦 茂樹(スマートニュース メディアコミュニケーション担当ディレクター)

15:55 – 16:15 コーヒーブレイク

第二部:パネルディスカッションフィルターバブルと情報倫理
16:15 – 18:30 パネルディスカッション
• 松浦 茂樹(スマートニュース メディアコミュニケーション担当ディレクター)
• 櫻田 潤(NewsPicks インフォグラフィックス・エディター)
• 長谷川敦士(IAAJコンセント
• 坂田一倫(IAAJMedium Japanリクルートテクノロジーズ

• モデレーター:山本郁也(IAAJHEAD研究会 フロンティアTF 副委員長)

18:30 – 20:30 懇親会:
参加者、スピーカーとの自由なディスカッションと懇親

※ スピーカーやプログラムは変更になる場合があります。
※ 内容については、後日映像配信および出版を予定しています。

※ 悪天候や災害等により、やむなくイベント開催を中止することがあります。その場合は経費等計算のうえ、参加費の一部を返金する予定ですが、有志ボランティアメンバーで運営しているため、対応コストとの兼ね合いで必ずしも応じられないケースがあることをご理解ください。また、開催中止の場合、移動や宿泊にかかるキャンセル費等については負担できませんのでご了承ください。

※ 本イベントは応募多数の場合抽選とさせていただくもので、また抽選権申し込みのチケットはすでに提供終了しています。

論点:

  • 誰がフィルターバブルを作るのか
  • フィルターバブルによる社会の変化
  • フィルターバブルとのつきあい方
  • フィルターバブルとIAの役割

開催日までのフォローについて:
開催当日までのアップデートや連絡は、FacebookのWorld IA Day Japanページにて行います。
https://www.facebook.com/WorldIADayTokyo/

IA Cocktail Hour: IA Summit 2015 talkを開催します

5月21日(木)にamuにてIA Cocktail Hourを開催します。

4月24〜26日まで、アメリカのミネアポリスにて情報アーキテクチャのグローバルカンファレンス「IA Summit」が開催されました。

IA Summit 2015
http://www.iasummit.org/events/ias2015

IA Summit Reduxという報告会スタイルではなく、去年に引き続き今年も、IA Cocktail Hourとして開催します。
IA Summitに参加してきたメンバーよりカンファレンスで扱われた内容についての話題提供を行い、関心のある方同士で自由に議論を深めていきたいと思います。
ぜひ、今年のIA Summitのカンファレンスプログラムをご覧の上、ご参加ください。

IA Summit 2015のスケジュール(プログラム)
http://www.iasummit.org/events/ias2015/schedule

また、今年は、IA Summit3日目のプログラム「The Understanding Bee」にインスピレーションを得て、みなさんからの質問にIA Summit参加者で答えていきたいと思います。IA Summitのセッション以外に関する質問も歓迎していますので、ぜひ質問などお寄せください。

IA Cocktail Hour: IA Summit 2015 talk
【日時】2015年5月21日(木)19:00〜(18:30開場)
【会場】多目的クリエイティブスペースamu(恵比寿)
【定員】30名

【参加費】2,500円(懇親会費込)
※ 懇親会に参加されない場合でもお支払いをお願いしています。

【主催】IAAJ(Information Architecture Association Japan)
【協力】株式会社コンセント

【タイムテーブル】
18:30 開場
19:00 IA Summitに関する話題提供とディスカッション
20:30 intermission
20:40 懇親会スタイルのディスカッション
22:00 終了
※ プログラムは変更になる場合があります。

【お申し込み・詳細情報】Peatixのチケット販売サイトにてご確認ください。

【開催までのフォロー】
イベント開催までのフォローについてはIAAJ Facebookグループにて行います。

IAAJ Facebookグループ
https://www.facebook.com/groups/120054384736086/