IA Summit 2016 Redux in Tokyo(IA Summit報告会)を開催します

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5月6日〜8日まで、米国ジョージア州アトランタで開催された「IA Summit 2016」の報告会を6月6日に開催します。

IA Summitは情報アーキテクチャに関する国際会議で、今年は5月6日〜8日まで米国・ジョージア州アトランタにて開催され「A Broader Panorama」というテーマが掲げられました。
また、カンファレンスの前には2日間にわたってワークショップも開催されました。

IA Summit 2016のプログラム
http://www.iasummit.org/events/ias2016/program

本イベントでは、カンファレンスのセッション全部をカバーすることはできませんが、以下のいくつかのトピックやキーワードに関連するセッションをご紹介したり、また参加者のみなさまと議論を深めていけたらと思っています。

  • ダイバーシティ、インクルージョン、アクセシビリティ、ヒューマニティ
  • オントロジー
  • タクソノミー、フォークソノミー
  • パーソナライズ
  • コンテンツ/コンテキスト
  • プロジェクト設計、合意形成、チームマネジメント
  • 持続性、メンテナビリティ

ぜひ、ご参加ください。

IA Summit 2016 Redux in Tokyo

【日時】2016年6月6日(月)19:30〜22:30(19:00開場)
【会場】amu(渋谷区恵比寿西1-17-2)
【定員】35名

【スピーカー】

  • 三菱電機株式会社 粕谷俊彦氏
  • サントリーシステムテクノロジー株式会社 黒沢征佑喜氏
  • 株式会社インフォバーン 井登友一氏
  • 株式会社コンセント 長谷川敦士、中垣美香、河内尚子
  • 株式会社ミツエーリンクス 前島大氏
  • 岩本祐希子氏

※ 扱うトピック、キーワード、スピーカーは変更になる場合があります

【主催】IAAJ(Information Architecture Association Japan)
【協力】株式会社コンセント
【参加費用】1,000円
※ 懇親会費込み。報告会のみのご参加の場合でもお支払いをお願いしております。
※ 領収書は発行いたしません。

【詳細・お申し込み】Peatixのイベントページをご確認ください。
http://iasummit2016reduxtokyo.peatix.com/
※ チケットはすでに完売しています。

※ 開催までのフォローはFacebookのIAAJグループにて行います。
https://www.facebook.com/groups/120054384736086/

IA Book Guide「マンガ エニグマに挑んだ天才数学者 チューリング」

マンガ エニグマに挑んだ天才数学者 チューリング

さて、チューリングである。まさかインフォメーションアーキテクトの中でチューリングを知らない人はいないだろう(ドキッとした人がいないことを願う)。

この本のあとがきの中にも書かれているが、世の中には「コンピュータと言えばフォン=ノイマン」、が溢れかえっている。どうしたものか。本当は「コンピュータと言えばアラン・チューリング」、なのだ。
チューリングはコンピュータの概念を初めて理論化した、20世紀を代表する天才的頭脳の持ち主である。コンピュータに関わる仕事をしているのであれば、この時点で、知らないとマズいということがわかるだろう。

しかしそんな偉大な人物チューリングの人生は不憫なものであった。
チューリングは第二次世界大戦時、その天才的頭脳で、解読不可能と言われたドイツ軍の暗号エニグマを解読した。もちろんそれはとんでもない功績なわけだが、この功績は軍事機密事項となり、彼の死後20年経ってようやく世間に知られることになる。
だからチューリングはその功績を評価されることがないまま、最後は同性愛の罪で犯罪者として扱われ、41才の若さで生涯を終える(当時同性愛は犯罪だった)。しかも、化学去勢を受けさせられ、苦しみもがいた末に毒りんごを齧っての自殺である(白雪姫が好きだったチューリングならではのことである)。

と、チューリングの人生はこんな具合である。少しは興味が湧いてきただろうか。

今回紹介しているこの書籍は、タイトルにもはっきりと「マンガ」と書かれているように「マンガ」である。ページ数も120ページ程度なので非常にとっつきやすく読みやすい。チューリングの生涯はそんなに簡単に語れるようなものではないのに、よくこんな短いマンガにまとめたものだと感心した。イタリアの若手漫画家による、インフォメーションアーキテクト顔負けのまさにアンダースタンダブルな仕事である。
グラフィック化は理解のデザインにおいて重要な手段の一つである。このようなマンガ(いや、これはもはやグラフィックノベルと言える)は、それを実践している良い例だろう。是非マンガというアンダースタンダブルなフォーマットでチューリングを味わっていただきたい。(余談ではあるが、マンガと言えばイースト・プレス社の「まんがで読破」シリーズも大変素晴らしい)

この本の訳を手掛けたサイエンスライターの竹内薫氏は、他の書籍でもアンダースタンダブルな仕事をしている。特に「シュレディンガーの哲学する猫」は、哲学の世界に足を踏み入れるためのうってつけの一冊である(マンガにもなっている!)。

もっとチューリングについて知りたいという人は、ジョージ・ダイソンの「チューリングの大聖堂」を読むといい。チューリングというよりもノイマンに焦点が当たっているが、コンピュータの宇宙を感じるには良い一冊だ。(ジョージ・ダイソンは、ジョン・ブロックマンによる編集の「2000年間で最大の発明は何か」の中でもチューリングマシンの名を挙げている)

また、「現代思想2012年11月臨時増刊号」のチューリング特集も是非読んでいただきたい。この中ではチューリングの論文の他に、西垣通氏やドミニク・チェン氏などが寄せた文章が書かれているが、その中でも特に円城塔氏による「姿を求めて」というエッセイには大変考えさせられた。

IA Book Guide 序文

「カントもマルクスもフロイトも読んでいないで、何ができるというのか。」

この強烈な一言は、数々の知識人によって書かれた「必読書150」の冒頭にある、柄谷行人によるものである。

私はこれまで何度も「おすすめの本を教えてください」と言われて来た。確かに、インフォメーションアーキテクトには読まねばならない本がある。全インフォメーションアーキテクトが読むべき本がある。しかしどういうわけか、普通に毎日職業インフォメーションアーキテクトをやっているとなかなかその本に出会わないらしい。これはまずい。
僭越ながら、これからしばらく不定期で、インフォメーションアーキテクトが読むべき書籍を紹介していこうと思う。もちろん紹介するということは紹介する側の主観が多分に含まれることになる。そう感じる箇所が多々あったり、選書に不満があったりした場合も、その点はご理解いただきたい。

また、当たり前のことではあるが、これから紹介する幾つかの書籍を読んだところで、一人前のインフォメーションアーキテクトになれるかどうかはわからない。私がそこに責任を持つことなど到底できやしない。そもそも、私自身が一人前のインフォメーションアーキテクトかどうかすら怪しいものである。
ただ、私もこれまでそれなりにベンキョーをしてきたつもりだし、インフォメーションアーキテクトとしての最低限の教養は持っているつもりだ。しかし、紹介した書籍を読んで身につくのはあくまでも「教養」であり、実務で役に立つかどうかと問われれば、それはその人次第と言わざるを得ない。いや、きっと実務の役になど立たないだろう。そもそも教養は実務に役立てるためにあるものではない。教養というものは、実務とは別の次元で最低限身につけておかなければならないものであるはずだ。
だから、ここで紹介する書籍を読んだところで仕事ができるようになるわけではないし、出世できるわけでもない。ただ、情報社会を見つめる「視力」が上がることは間違いないと言えるのではないかと思う。そして、その「視力」こそが情報社会を担うインフォメーションアーキテクトに必要なものなのだ。
もちろんそれはただ本を読むだけで身につくわけではないが、本はそのための少しの栄養を提供してくれることだろう。

これからの世界のために、目の前の「画面」だけではなく目の前の「社会」と向き合うことのできる、責任を持った情報空間の建築家(=インフォメーションアーキテクト)が増えることを願うばかりである。

最後に、あえて柄谷行人の強烈な言い回しをお借りして(少し変えて)、序文を終わりにしたい。

「レッシグもウィーナーもマクルーハンも読んでいないで、何ができるというのか。」

World IA Day 2016 Tokyo開催

World IA Day 2016 Tokyo visual
今年もWorld IA Dayを東京にて開催します。

※ 本イベントは応募多数の場合抽選とさせていただくもので、また抽選権申し込みはすでに終了しています。

■ What is World IA Day?
World IA Dayとは、世界同日開催のIA(Information Architecture: 情報アーキテクチャ)に関してのイベントです。IAの啓蒙と普及、コミュニティ活動の活性化を目的として、IAの国際組織であるIA Institute(http://iainstitute.org/)が主催し、世界中のローカルコミュニティが運営を行っています。2012年に世界13都市でスタートし、毎年開催都市は増えていき、2016年は34都市68拠点で開催されます。

World IA Day
http://2016.worldiaday.org/

■ World IA Day Tokyo
日本では、World IA Day Tokyoとして有志によるIAの団体IA Association Japan(http://iaaj.org/)が2012年の初回から日本でのイベントを実施しています。

昨年は「弱いロボット」を提唱する豊橋技術科学大学の岡田美智男教授、メディアアーティストの江渡浩一郎氏に話題提供をいただき、その後『WIRED』日本語版 編集長の若林恵氏を交えて、「弱いIA、場の構築としてのIA」についてのディスカッションを行いました。

■ Information Everywhere, Architects Everywhere
5回目を迎える今年のグローバルテーマは、「Information Everywhere, Architects Everywhere」。もともとWeb情報設計の分野として生まれたIAですが、昨今のビジネスにおけるUXデザインの普及や、情報メディアの多様化にともない、リチャード・ソウル・ワーマンが21世紀の職業としてInformation Architectという概念を提唱した、本来の意味合いに戻ってきています。そういった背景を受けて、このグローバルテーマが設定されました。

これを受けて、日本でのローカルテーマは「いまフィルターバブルを考える、これからのIAの役割とは」と設定しました。

イーライ・パリサー氏によって、「閉じこもるインターネット――グーグル・パーソナライズ・民主主義(原題:The Filter Bubble: What The Internet Is Hiding From You)」によって知られることとなった「フィルターバブル」ですが、現代に生きる一人一人の情報生活において、避けて通れない視点と言えるでしょう。

情報アーキテクチャについて責任を持つ立場である、インフォメーションアーキテクトは、情報設計の専門家として、このフィルターバブルをどうとらえ、どのように取り扱っていけばいいのか。そのとき、インフォメーションアーキテクトはどのような倫理感を持たねばならないのか。

World IA Day Tokyo 2016ではこういった視点について議論を交わしたいと考えています。

■ 開催概要:
日時:2016/2/20(土) 14:00~18:30(13:30開場、18:30~懇親会)
場所:amu(東京・恵比寿)
参加費:IA Institute会員/一般とも 1,000円(コーヒーブレイク代)

※ 本イベントは応募多数の場合抽選とさせていただくもので、また抽選権申し込みはすでに終了しています。

定員:35名

イベント抽選権申し込みページ:http://wiad2016tokyo.peatix.com

■スピーカー:

■ モデレーター:
山本郁也(IAAJHEAD研究会 フロンティアTF 副委員長)

■ 主催:
IA Institute(iainstitute.org) / IA Association Japan(iaaj.org

■ 運営事務局:
株式会社コンセント(concentinc.jp) / amu(a-m-u.jp

■ プログラム:
グローバルテーマ:
「Information Everywhere, Architects Everywhere」

ローカルテーマ:
「いまフィルターバブルを考える、これからのIAの役割とは」

第一部:フィルターバブルとはなにか、なにが問題なのか

14:00 – 14:45
フィルターバブルとIAへの意味:長谷川敦士(IAAJ/コンセント)
フィルターバブルとはなにか/フィルターバブルのもたらす問題/フィルターバブルがもたらす社会
IAにとってのフィルターバブルの意味/メディアにとってのフィルターバブル

14:50 – 15:20
インフォグラフィックの持つ責任と役割(TBD):櫻田 潤(NewsPicks インフォグラフィックス・エディター)

15:25 – 15:55
フィルターバブルの破壊と再生:松浦 茂樹(スマートニュース メディアコミュニケーション担当ディレクター)

15:55 – 16:15 コーヒーブレイク

第二部:パネルディスカッションフィルターバブルと情報倫理
16:15 – 18:30 パネルディスカッション
• 松浦 茂樹(スマートニュース メディアコミュニケーション担当ディレクター)
• 櫻田 潤(NewsPicks インフォグラフィックス・エディター)
• 長谷川敦士(IAAJコンセント
• 坂田一倫(IAAJMedium Japanリクルートテクノロジーズ

• モデレーター:山本郁也(IAAJHEAD研究会 フロンティアTF 副委員長)

18:30 – 20:30 懇親会:
参加者、スピーカーとの自由なディスカッションと懇親

※ スピーカーやプログラムは変更になる場合があります。
※ 内容については、後日映像配信および出版を予定しています。

※ 悪天候や災害等により、やむなくイベント開催を中止することがあります。その場合は経費等計算のうえ、参加費の一部を返金する予定ですが、有志ボランティアメンバーで運営しているため、対応コストとの兼ね合いで必ずしも応じられないケースがあることをご理解ください。また、開催中止の場合、移動や宿泊にかかるキャンセル費等については負担できませんのでご了承ください。

※ 本イベントは応募多数の場合抽選とさせていただくもので、また抽選権申し込みのチケットはすでに提供終了しています。

論点:

  • 誰がフィルターバブルを作るのか
  • フィルターバブルによる社会の変化
  • フィルターバブルとのつきあい方
  • フィルターバブルとIAの役割

開催日までのフォローについて:
開催当日までのアップデートや連絡は、FacebookのWorld IA Day Japanページにて行います。
https://www.facebook.com/WorldIADayTokyo/

IA Cocktail Hour: IA Summit 2015 talkを開催します

5月21日(木)にamuにてIA Cocktail Hourを開催します。

4月24〜26日まで、アメリカのミネアポリスにて情報アーキテクチャのグローバルカンファレンス「IA Summit」が開催されました。

IA Summit 2015
http://www.iasummit.org/events/ias2015

IA Summit Reduxという報告会スタイルではなく、去年に引き続き今年も、IA Cocktail Hourとして開催します。
IA Summitに参加してきたメンバーよりカンファレンスで扱われた内容についての話題提供を行い、関心のある方同士で自由に議論を深めていきたいと思います。
ぜひ、今年のIA Summitのカンファレンスプログラムをご覧の上、ご参加ください。

IA Summit 2015のスケジュール(プログラム)
http://www.iasummit.org/events/ias2015/schedule

また、今年は、IA Summit3日目のプログラム「The Understanding Bee」にインスピレーションを得て、みなさんからの質問にIA Summit参加者で答えていきたいと思います。IA Summitのセッション以外に関する質問も歓迎していますので、ぜひ質問などお寄せください。

IA Cocktail Hour: IA Summit 2015 talk
【日時】2015年5月21日(木)19:00〜(18:30開場)
【会場】多目的クリエイティブスペースamu(恵比寿)
【定員】30名

【参加費】2,500円(懇親会費込)
※ 懇親会に参加されない場合でもお支払いをお願いしています。

【主催】IAAJ(Information Architecture Association Japan)
【協力】株式会社コンセント

【タイムテーブル】
18:30 開場
19:00 IA Summitに関する話題提供とディスカッション
20:30 intermission
20:40 懇親会スタイルのディスカッション
22:00 終了
※ プログラムは変更になる場合があります。

【お申し込み・詳細情報】Peatixのチケット販売サイトにてご確認ください。

【開催までのフォロー】
イベント開催までのフォローについてはIAAJ Facebookグループにて行います。

IAAJ Facebookグループ
https://www.facebook.com/groups/120054384736086/

「architexture」リニューアルと運営体制変更についてのお知らせ

昨年12月に公開されたオンラインメディア「architexture」は、2014年4月よりリニューアル準備に入り、責任編集者を務めていたインフォメーションアーキテクト 浅野 紀予は、3月末日を持って辞任いたしました。

「architexture」の立ち上げについては、昨年12月11日に当サイトでも告知させていただいたため、この運営体制変更についても、改めてご報告させていただきます。

WIAD Tokyo 2014:アーカイブコンテンツをアップデートしました

こんにちは。WIAD Tokyo 2014 ローカルコーディネータの村越です。

World IA Day Tokyo 2014 のアーカイブコンテンツをアップデートしました。

今回は、建築家の比嘉武彦さんによる「公共性を生み出す武蔵野プレイス」と「公共性・身体知・空間論」を公開しました。

ぜひ、ご覧ください。

WIAD Tokyo 2014:アーカイブコンテンツを公開しました

WIAD Tokyo 2014 ローカルコーディネータの村越です。
去る2014年2月15日(土)に開催予定だった World IA Day Tokyo 2014 のアーカイブコンテンツを公開しました。

登壇予定だったスピーカーの方々へ取材を行い、記事という形で登壇内容を再編集したコンテンツを順次公開していく予定です。

当日の内容を少しでも感じていただければ幸いです。

World IA Day Tokyo 2014中止のお知らせ

東京都内にて、2月14日17時現在、本日から明日にかけて大雪が予想されており、明日の午前中の交通機関の乱れが想定されます。

つきましては、大変残念ではありますが、World IA Day Tokyo 2014を中止することにいたしました。

今後の対応につきましては、追ってこのページ等でご連絡をさせていただきます。